父と娘の日記

或る70歳台父と40歳台娘の日々ー共通の趣味は、読書、音楽鑑賞(主にクラッシック)、登山、旅行等。

自治体初となる自動運転バスの定常運行開始

自動運転で公道を走るバスの定期運行が、国内で初めて茨城県で26日から始まります。公共交通の維持が難しくなる中、自動運転によって住民の足を確保するねらいです。

 自動運転のバスによる定期運行は、茨城県境町が26日から始める予定で、往復5キロの区間を、1時間に1本のペースで走ります。

車内には運転席やハンドルはなく、緊急時には、車内で周囲を監視する担当者が専用のコントローラーで運転することで対応します。

地方では、公共交通の維持が人口減少と運転手不足で難しくなっていて、運転手を必要としない自動運転によって、住民の足を確保するねらいです。

国土交通省によりますと、自動運転のバスが公道を定期運行するのは、国内で初めてだということです。

25日は、運行開始を前に式典が開かれ、境町の橋本正裕町長は「高齢者は、これで近い将来、免許が返納できると大変喜んでいる。今回のチャレンジが、地方各地の課題解決につながるモデルケースになればいいと思う」と述べました。

運行システムを開発したBOLDLYの佐治友基社長は「まずは、境町で安全に快適に走れる自動運転として実装し、今後、各自治体に合わせた形で展開していきたい」と話していました。

                                 NHKニュースより

 

 

ソフトバンク子会社のBOLDLY(ボードリー、東京・千代田)は25日、公道を自動運転で走るバスの運行を茨城県境町で26日から始めると発表。

同町が半導体の輸出入やIT(情報技術)サービスを手がけるマクニカ(横浜市)から、フランスのナビヤ社製のバス車両を購入し、ボードリーが運行業務や管理システムを担う。


26日から同町内の片道2.5キロメートルのルートを、平日の午前10時から午後3時30分まで8便が走る。

乗車は無料で、ルートや便数は住民の要望などを踏まえて順次増やす。

自治体が自動運転バスを公道で実用化するのは初めて」(ボードリー)。当初は4月ごろの開始を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で延期となっていた。

バスは人や車などを検知するセンサーと全地球測位システムGPS)によって、多くの区間を自動で走る。緊急時や走行ルートまで移動する際の操作などを行うため、専用のコントローラーを持った運転手らが乗り込む。

当初はボードリーの社員が運転手を務めるが、他社に今後委託する。

運行開始に先立って25日に開いた出発式で、ボードリーの佐治友基社長は「安心して利用される地域の足を作るべく、しっかりと取り組んでいきたい」と述べた。

通常の実証実験のような短い期間ではなく「定常運行」をうたい、境町はまず5年間の予算として5億2千万円を確保した。

橋本正裕町長は「境町がやることで(自動運転車両導入の)ハードルを下げたい」と語った。

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                             日本経済新聞社電子版より

 

 

 

https://www.softbank.jp/drive/set/data/press/2020/shared/20201125_01.pdf

                          ソフトバンクホームページより 

 

 

新型コロナウイルスの影響で非接触型のサービスが注目される中、人の輸送や物の配送についても非接触でのサービスが望まれるようになり、自動運転技術や自動配送ロボットへの関心が高まっている。

社会の関心も後押ししてか、2020年は自動運転に関する実証実験が日本各地で盛んに行われている。

 決まったルートを走行する定期運行バスは、一般車両よりも自動化しやすいこともあり、自動運転バスの実用化は今後スピード感を帯びて進んでいくと考えられる。