父と娘の日記

或る70歳台父と40歳台娘の日々ー共通の趣味は、読書、音楽鑑賞(主にクラッシック)、登山、旅行等。

『職業は武装解除 』 瀬谷ルミ子さん

お題「我が家の本棚」

今週のお題「読書感想文」

職業は武装解除 単行本 – 2011/9/20  瀬谷ルミ子 (著)

 

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瀬谷ルミ子(せや るみこ、1977年2月23日 - )は、認定NPO法人Reach Alternatives(REALs)の理事長、株式会社JCCP M取締役。世界の紛争地の復興、治安改善、兵士の武装解除・動員解除・社会復帰(DDR)が専門[1]。群馬県桐生市生まれ。群馬県立前橋女子高等学校、中央大学総合政策学部卒業。ブラッドフォード大学紛争解決学修士号取得。         出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より

 

『職業は武装解除

群馬の山奥で生まれた彼女の人生は高校生のときに見た1枚の写真で変わった……。32歳の若さで、中東やアフリカなどの紛争地帯に赴き兵士の武装解除を担う専門家である著者が、国連職員としての経験など、これまでのキャリアと挫折について赤裸々に綴る自伝的エッセイ。

 

武装解除・動員解除・社会復帰(英: Disarmament, Demobilization, Reintegration)は、紛争後の国家における復興と平和構築の促進を目的に、国連、国際機関または国家が主体となって行う国際平和活動の一種。略称はDDR。国連を主体として世界各地の紛争地の後方で実施されてきた、平和構築に不可欠なプロセスの1つである。

出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より

 

 

内戦や紛争が終わると、その国や地域は平和になるように思いがち。でも実際はそう簡単ではない。まず兵士や民兵武装解除をしなければならない。武器を撤収し、職業訓練などによって自立を支援する必要がある。一方で、被害者側は武装解除の必要がないため自立支援が行われにくく、家も職も失ったままとなってしまう。民族対立の場合は、内乱が終わっても、すぐに対立がなくなるわけではない。互いに手を携えるきっかけが必要だ。

こうした紛争地域での平和の基礎をつくっているのが、著者の瀬谷ルミ子さん。瀬谷さんは、「世界から尊敬される日本人25人(日本版ニューズウィーク)」に選ばれた。

瀬谷さんが本書の中で繰り返していた、「自分にしかできないこと」を求める生き方に強く共感。”できない”ことと、”やらない”ことは決定的に違うことを力説。そして、”やらない”ことは、”自分のきもちの持ちようを替えることだけで解決できる”として、紛争地帯での国際支援を通じてそれを実践している。

どんな困難な場所にいても、例え、わずかでも、希望の光があれば人は立ち上がれる。

「人生は、自分の手で、変えられる」と言う信念に共感。私も頑張ろう。

 

 

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職業は武装解除

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